手法について

通貨選定のヒント

・二国間の金利差がある通貨を選ぶ(金利差が開いている通貨ペアでは、金利の高い通貨を買うことによりスワップ金利を得られる為注文が偏りやすく、長期的にレンジ相場よりトレンド相場が続きやすい)

裏を返せば、金利差のない通貨は長期的にレンジ相場になりやすく、ファンダメンタルズ分析の材料で経済指標による市場予想を上回ったり、下回ったりしない限り、短期~中期的にもトレンド相場は起こりにくいです。

ですので、各国の中央銀行による政策金利動向を注視し、利上げや、利下げに至った背景や、相場の先行きがはっきりしない限りは取引を控えるか、他の通貨や商品を選定した方がいいです。

・株のCFD

株が買われずに上がらないということは成長がないということなので、基本的には日経平均や、アメリカ株も長期的には上がり続けていてトレンド相場が続きやすいです。

需給分析

・主に日本国内のFX証券会社の出来高で需給分析をしている方に言えることなのですが、OTC(店頭取引)ということもあり、証券会社ごとに出来高は異なります。

取引所全体の出来高を把握できる訳ではなく、需給分析をするには出来高はあまり参考にはならないと筆者は思っています。

なので、代わりにオシレーター系指標を使い通貨の需給(通貨の売り手が多いか、買い手が多いか)を分析します。

オシレーター系指標の期間設定

・オシレーターに充てる期間は、常に監視する時間足より上位の足(意識するのは、時間足によってトレンドの獲得できるpips数も変わってくるので、常に監視する時間足よりも、どの上位の足の、どれくらいのpipsを狙いたいのかをおおよそ定める必要があります。

十字カーソルを使って時間足ごとに、ダウ理論で定義されているトレンド(1.高値と安値を切り上げ=上昇トレンド 2.高値と安値を切り下げ=下落トレンド)を図ってみると、時間足によって獲得できるpips数が異なっていることが実感できると思います。

(監視する時間足が中期足(M30.H1.H4)であれば、オシレーター系指標に充てる期間は長期足(D1.W1.MN))

上記のことを参考に、オシレーター系指標の期間を決めていけばいいと思います。

そして、常に監視する時間足で直近の値動き(下位足での短期的な値動き)を注視し、上位足トレンドの初動を取る。

休むも相場!!

・オシレーター系指標に、一定のレベルでは取引しない期間を設ける(トレンドとレンジの振り分け)

優位性のあるエントリーポイントや考え方

・レンジの振り分けを行ったレベルよりもオシレーターが高い水準に位置している時や、低い水準に位置している時、その方向に従い直近価格(短期足で目立つ高値や安値含む)に逆指値注文を仕掛ける。

オシレーター系指標は売られすぎているから買う。買われすぎているから売るといった逆張りではなく。筆者の場合はブレイクアウトの順張りでオシレーター系指標を活用していたので、発想の転換をし、レンジではないと判断する一定のレベルを超えて売られているから売る、買われているから買う。といった感じで使っていました。

・逆指値注文が約定しエントリーした場合、トレンドに追従していく過程の中で形成される一定期間の最安値や最高値に合わせて損切りラインを狭めていく。

上昇トレンドであれば、一定期間の最安値、下降トレンドであれば、一定期間の最高値に決済逆指値注文を入れます。

決済逆指値注文は、一定期間の最安値や最高値に注文を入れるとしても、わかりやすい価格には入れない様にしてください。スプレッド等を考慮して入れるといってこい(ある一定の価格まで伸びたが、元の価格に戻される)等のストップ狩りも回避出来る可能性が高まります。

上記の事をしながら、利益の最大化と損失の最小化を同時に狙います。

因みに、オシレーター系指標の期間、決済逆指値注文時の価格を一定の期間と表現している最高値や最安値の期間、レンジのフィルターとして使っているレベルを具体的な数字で表さないのには理由があります。

何故なら、無料で公開できるものには限度があるからです、かと言って有料で公開する氣も全くないです。

筆者が言っていること、すべてが答えではなく、

何よりも各々で検証して頂き、FXで稼いでいくという問いに対しての答えを自分自身の持っている潜在能力で導き出して頂くことが何よりもやりがいがあり、トレーダーとしても成長できると考えているからです。

資金管理

・資金管理(投資で行う場合はまとまった金額で2%内でのリスクに留める。投機で行う場合は余剰資金で20%内でのリスクに留める)

・ロットサイズは、損失許容額に応じて可変させる。(複利効果)

期待値について

ForexTester5等で検証をして期待値が1以下であれば元手が減っていくので活用しない。

期待値((勝率×勝ちトレードの平均利益)-(負率×負けトレードの平均損失))が1以上であれば元手が増えていく可能性があるので、デモトレードで試して1~3か月慣れてからリアルトレードで活用する。

FXを投機として取引する場合、定期的に出金して晒されるリスクから資金を守る

取引にかけた時間に対して、利益が無ければ虚しくなるだけですよね。

リアルトレードでFXを投機として取引を行う場合は、晒される高いリスクから資金を守る為に、予め実現可能な出金目標を決めて目標が達成できたときに限り定期的に出金をする。

予測不能なファンダメンタルズ的要素が相場に多ければ、テクニカルが効かないことがあるので、万が一そういった相場が続いた場合、せっかく稼いだ利益も減らすこととなってしまいます。

追記 上記の手法は、2022年の1万円チャレンジ(第1回)ドル円のみのリアルトレードで1万円の元本を6か月かけて最大で約12万円までに一時的に増やした時の考え方になります。

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